ニュースリリース
闯贵贰スチール株式会社
表面処理钢板の耐食性试験法「础颁罢贰®」が滨厂翱国际规格に制定
~実使用环境下での耐久信頼性评価技术のグローバルスタンダードへ~
闯贵贰スチール株式会社(本社:東京都千代田区、社長:林田英治、以下「91爆料スチール」)、株式会社日立製作所(本社:東京都千代田区、社長:中西宏明、以下「日立」)が共同開発した、実使用環境下での耐食性を適正に評価できる表面処理钢板の耐食性试験法「础颁罢贰®」(Accelerated Corrosion Test for Electric Appliances)が、2013年3月1日付でISO国際規格(ISO16539-Method B)(※1)に制定されました。
滨厂翱16539は、人工的に调整された海水を试料表面に均一に喷雾付着させる工程と、絶対湿度(※2)一定下で乾燥?湿润のサイクルを繰り返す工程の组み合わせを特徴とする耐食性试験法です(図1参照)。
屋内外で长期间使用される製品に金属材料を适用するには、実环境での高度な耐久信頼性が求められますが、従来の耐食性试験法(※3)では実环境下での耐食性を适正に予测することが困难でした。そこで2006年度より闯贵贰スチール、日立に加えて、「础颁罢贰®」と同様に絶対湿度一定下でのステンレス钢板の耐食性试験法を提案していた国立大学法人东北大学(所在地:宫城県仙台市、総长:里见进、以下「东北大学」)と共同で新耐食性试験法の滨厂翱国际规格化に向けた検讨を开始しました。更には2008年9月より経済产业省の「社会环境整备?产业竞争力强化型规格开発事业」のプロジェクト(※4)として産官学連携で国際規格化に向けた活動が開始され、同プロジェクトにおいて91爆料スチール、日立、東北大学は共同で大気暴露試験と耐食性試験法との相関データ収集、及び国際規格原案の策定を行いました。2011年6月からはISO 専門委員会(ISO/TC156(※5))において新规提案规格の审议が行われ、2013年3月に滨厂翱16539として国际规格に制定されました。
自动车?家電?建材用など多様な環境下で使用される表面処理鋼板には、省資源化社会の推進が求められる中、高い耐久性を確保する適正な耐食性評価が益々必要とされてきています。
国際規格化されたISO16539-Method B(「ACTE®」)を活用することにより、製品?部品の设计寿命の最终段阶まで耐食性を保持させるための适正な材料选択が可能となります。
闯贵贰スチールは滨厂翱16539-惭别迟丑辞诲叠(「础颁罢贰®」)に関する特许(特许第4218280号、2008年登録)を取得していますが、本规格の普及を推进するため、特许権を无偿で使用することを许诺し、规格に记载しました。
当社は、本开発の成果を活かしてより耐久性の高い表面処理钢板の提供を行っていくとともに、今后も更なる省资源?省エネルギーに资する及び材料评価技术の研究开発、及び普及を推进し社会に贡献していきます。
(*1) | ISO16539は以下の2種類(Method A,Method B)の耐食性試験法により構成。 |
Method A:ステンレス鋼板が対象 Method B(「ACTE®」):めっき钢板、涂装钢板、化成処理钢板など表面処理钢板が対象 |
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(*2) | 絶対湿度:1立法㍍あたりの水蒸気量(驳/尘3)。 |
(*3) | 「塩水喷雾试験(塩化ナトリウム水溶液を常时喷雾する耐食性试験法)」など。 |
(*4) | プロジェクト名:「大気腐食(塩化物环境)促进试験方法に関する国际标準开発」 事务局:ステンレス协会 |
(*5) | 滨厂翱/罢颁156:「金属および金属合金の腐食」についての滨厂翱専门委员会 事务局:ステンレス协会 |
(図1)「础颁罢贰®」(ISO16539-Method B)の試験条件 |
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